50W で 2m EME を実現するには(その6)
この連載を始めるにあたって
WSJT の
JT65B モードでの交信を前提にしたにも関わらず,WSJT の操作方法だけは説明すまいと思っていたが,早くも
ネタ切れだし(ハード系のネタ募集中)古い資料が出て来たので一応紹介する.これは自分がなんとか交信できるようになった頃に布教用に作ったマンガである.
Sync は -2 にしたほうがよりアグレッシブにデコードできるとか,状況によっては Tol を更に狭めた方がいいとかノウハウはあるが,そもそも受信に苦労しているようでは 50W で届かないであろう.公式サイトの
日本語マニュアルも参照されたい.ちなみに私は特に理由はないのだが,Win32 環境では古い
WSJT 5.9.8 を使い続けている.
私はかつて仕事でソフトウェアのマニュアルを書かされたり電話サポートをやらされたりという非常に嫌な経験があるので,本件はこれ以上の深追いはしないつもりである.それに今や WSJT はマイクロ波の地表波通信でも使われているようで参考になりそうな資料はインターネット上にたくさんある.他人にソフトウェアの使い方を説明することがいかに苦痛かはサポート業を生業にした方にはご理解いただけよう.